新規会員登録率が最大138%向上。
ログインハードルが下がり会員獲得機会が広がる。

ソーシャルログイン 導入事例
  • 株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン 様
    株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン様は、GDOクラブ会員250万人(2014年10月末)、月間ページビュー数 1億5千万PVを誇る、日本最大級のゴルフポールサイト「ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)」を運営しています。ゴルフ用品を販売する「リテールビジネス」、ゴルフ場予約サービスを提供する「ゴルフ場ビジネス」、ゴルフ関連コンテンツを中心としたメディア運営や広告事業を行う「メディアビジネス」の3つを軸に事業を展開し、インターネットでゴルフのワンストップ・サービス(見る・買う・行く・楽しむ)を実現しています。
ソーシャルPLUSを利用してソーシャルログインを導入した経緯や実際の活用方法、導入効果について、
株式会社ゴルフダイジェスト・オンラインの鈴木様にお話を伺いました。
株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン
お客様体験デザイン本部 CX向上推進室 鈴木 隆生 様

導入のきっかけは何ですか?

ソーシャルログインに着目したきっかけは「新しいタッチポイント」を増やすため
「ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)」はオープン以降、多くのゴルフファンに愛用され会員数も順調に伸び、国内最大級のゴルフポータルサイトとなりました。 一方で、さらなる会員数増加のためには、新しいタッチポイントを増やし、そこまでコアではないエンジョイゴルファーにもうまくアプローチしていくことが必要でした。
そこでちょうど2011年頃から企業のソーシャルメディア活用が盛り上がり始めたこともあり、ゴルフダイジェスト・オンライン様でも公式Facebookページを開設し、 ソーシャルメディア上で新しいタッチポイントを得るようになりました。

さらに次のステップとして課題となったのは、ソーシャルメディア上のユーザーをGDO会員としてうまく取り込んでいくことです。それを実現する手法として着目したのが「ソーシャルログイン」でした。
「ソーシャルログインは、新規会員登録のハードルを下げることはもちろん、GDO会員IDとソーシャルIDを紐付けることができ、新しいタッチポイントを増やすことが可能になります。
世の中的にもソーシャルログインを実装するサイトは増えている感覚がありましたし、ソーシャルメディア自体が広まった時期だったこともあり、社内でも「まずはやってみよう」という気風がありました。 新しい施策に対して理解がある社風だったことと、現実的に会員を増やせるという試算ができたこともあり、導入を検討することになりました。」(鈴木様)
  • 新規会員登録のハードルを下げることはもちろん、GDO会員IDとソーシャルIDを紐付けることができ、新しいタッチポイントを増やすことが可能
  • 世の中的にソーシャルログインを実装するサイトは増えていた為

導入前の課題と導入の決め手は?

ゴルフダイジェスト・オンライン様が設定したソーシャルログイン導入のゴールは、
  • Facebook、Twitter、Google+、Yahoo! ID(プレミア)での会員登録とログイン可能状態の実現
  • GDO会員IDと、ソーシャルIDが紐付いた会員DBを入手

当初は自社開発でソーシャルログイン実装を検討していましたが、ソーシャルメディアの仕様変更に都度対応する負荷が高いことが懸念点でした。
「SNS側の仕様変更はかなり頻繁に行われていたので、そのすべてを自社の中で追いかけていくことは難易度が高くコストもかかり非常に大変です。 ソーシャルログインを導入しても、きちんと継続できなければタッチポイントを増やすことにはなりえませんので、そうした導入負荷がかからないASPサービス「ソーシャルPLUS」の導入を検討しました。」(鈴木様)

ソーシャルPLUSは国産のソーシャルログインASPサービスであるため、管理画面や仕様書は日本語で解説されているのはもちろん、国内環境にあったサービス内容が強みとなっています。
「ASPサービスのメリットは、ソーシャルログインを実装するだけでなく、分析ができる管理画面があることです。さらにソーシャルPLUSの場合は、きちんと日本の文化に合わせて作られているので使いやすく、 社内のいろんな人に使ってもらえることが魅力でした。特定の人にしか使えない難しいツールだと、アイデアもその人ベースでしか生まれません。 会社全体としての発展性がなくなってしまうのはもったいないことなので、誰でも使いやすいという点は、ツール導入の際に重視しています。」(鈴木様)

  • ASPサービスのため導入が簡単
  • ソーシャルメディア側の仕様変更にも「ソーシャルPLUS」が対応、運用負荷を軽減
  • 自社開発ならではの柔軟かつスピーディーなサービス提供が可能

導入時に重視したポイントは?

ソーシャルログインは単に導入できれば良い、というだけではありません。ゴルフダイジェスト・オンライン様が導入時に重視していたポイントは、会員登録フローの改善も合わせて実施したことです。

「ソーシャルログインはあくまでも手段です。ソーシャルログインを実装してユーザーがログインできる手段の幅が広がったとしても、会員登録のフロー自体に問題があれば効果は半減してしまうため、 UI設計を同時に重視して改修を行いました。また、会員システムを改修するのはけっこう大変なことなので、導入するなら合わせてUIの改修もやってしまおう、という気持ちもありました。」(鈴木様)
  • 会員登録フローの改善も合わせて実施
  • 会員システムを改修するのはけっこう大変なことなので、導入するならとUIも改修

導入の効果は?

ソーシャルPLUSのソーシャルログイン機能を導入したところ、ゴルフポータルサイト「ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)」では以下の様な効果が得られました。

  • 新規会員登録のハードルが下がり、会員獲得機会が広がる
  • ログインハードルが下がり、特にスマートフォン等でのユーザビリティが向上する

<新規会員登録のCVR>
  • ソーシャルログインリリース後、スマートフォンでは新規会員登録CVRが138%向上
  • ソーシャルログインの新規会員登録CVRは、非ソーシャルログインと比較して、PCで1.4倍、スマートフォンで2.9倍高い

<予約・購入フローごとの新規会員登録のCVR>
ソーシャルログインの新規会員登録CVRは、非ソーシャルログインと比較して、
  • 予約フローの場合、PCでは1.4倍、スマートフォンでは3.2倍高い
  • 購入フローの場合、PCでは1.4倍、スマートフォンでは1.3倍高い

<各ページのパフォーマンス計測>
ソーシャルログインの滞在時間と離脱率は、非ソーシャルログインと比較して、
  • 予約入力画面の場合、滞在時間は42%短縮、離脱率は26%改善
  • ショップ入力画面の場合、滞在時間は51%短縮、離脱率は47%改善
  • ソーシャルログインリリース後、PCのログインページの離脱率は90%改善し、滞在時間は91%短縮

「各サービスフローにおける新規登録~ログイン完了率が飛躍的に良くなりました。新規会員登録のハードルを下げる狙いは成功したものと評価できます。 また、新規会員登録の完了率だけでなく、入力に要する時間やフォームからのサイト離脱も減り、ユーザーに提供する体験の質も改善されました。」(鈴木様)
  • 新規会員登録のハードルが下がり、会員獲得機会が広がる
  • 特にスマートフォン等でのユーザビリティが向上する
  • 入力に要する時間やフォームからのサイト離脱も減った

今後の展開とソーシャルPLUSに期待することは?

ソーシャルログイン導入後1年以上経過しますが、いまだCVRはゆるやかに上昇傾向にあります。しかし、単にソーシャルログインを導入するだけではなく、どう次につなげていけるかが重要だと鈴木様は語ります。

「会員数をさらに増やしていくために、ソーシャルログイン自体をもっと使ってもらえるようなプロモーション方法や、ソーシャルログインで 会員登録したユーザーに対する最適なアプローチ方法の実践が今後の重要な課題だと考えています。 幸いソーシャルログインを導入後、結果としてきちんと効果が出ています。今後はさらに、最終的なゴールである売上に貢献させていくために、 ソーシャルログインしたユーザーを顧客化していくための仕組みをフィードフォースさんと連携して実現できればと思っています。」(鈴木様)
  • 会員数をさらに増やしていくために、ソーシャルログイン自体をもっと使ってもらえるようなプロモーション方法や、会員登録したユーザーに対する最適なアプローチ方法の実践
  • 売上に貢献させていくために、ユーザーを顧客化していくための仕組みを実現したい